ロンボク島より 私の海外体験談 海外リタイアメント・ライフ

昭和43年に我が文京高校を卒業し、1年浪人の後、大学に進学し、昭和48年に社会人となりサラリーマン生活37年間を勤めあげ、平成22年3月に定年退職。 平成22年4月からフリーとなり、主にインドネシアやニュージーランドへ長期滞在をベースに、海外ロングステイへの取り組みを始めました。
社会人の時代は一部外資系企業でもあった関係で米国や中国への出張もあり、また会社の連休を利用して10日間以内の海外旅行等はして来ましたが、老後は海外で長期滞在をし、現地の人達と交流し、残った人生を豊かに過ごすことが一つの目標でした。 そのためには自分自ら能動的に動き、滞在したい国や都市へのアプローチが必要なのですが、既に当方には定年退職時にいくつかの海外生活環境が存在していました。  その国がインドネシアとニュージーランドです。
インドネシアは、家内の父がインドネシアで某日本企業の駐在員をしていたことがあり、定年後、日本のバブル期に日本に持っていた自分の資産を売却し、準備期間もありましたがインドネシア・バリ島の東隣りのロンボク島の北西にあるギリ3島の中の小島ギリ・メノにカサブランカというコテージを作り、1993年に開業し、2009年には義父も亡くなってしまいましたが、現在も継続営業しています。 カサブランカ・コテージHP: http://www.h2.dion.ne.jp/~gilimeno/
ロンボク島は未開発の所が多く、自然がいっぱいの素朴な島で、産業といえば農業と漁業、観光業程度で、排煙や廃液を出すような工場も殆どなく、晴れれば綺麗な青空が広がり、夜はプラネタリュームの様な星空になります。 よって海は非常に綺麗で、殆どの場所はエメラルド・グリーンの透き通った海が広がっています。 特にギリ3島周辺は透き通った海が広がっており、魚たちも保護されており、ダイビングやシュノーケリング・スポットにもなっています。                     海のレジャーが好きな方々には、一度訪問されればそのたまらない魅力の虜にされるかと思います。
ロンボク島は海のリゾートとして、このギリ3島周辺開発から始まりましたが、最近では他の場所にも少しずつ海のリゾートが開発され、カサブランカは開業から10年近くは結構繁盛していたのですが、ここ10年程度は採算が合わず維持が大変な状況で、来年20周年となるのですが、営業継続出来るかの経営判断をしなければいけない環境ともなっています。                      当方もロンボク滞在時はこのコテージを利用しますが、別にロンボク本島西海岸沿いに自宅を持っており、ロンボクへ行った時は基本的にここで長期滞在をしています。                      最近は年に2,3回約1ヶ月単位で滞在している現状です。 またロンボク島には国際線が直接就航してませんので、経由地バリ島でも少し長く滞在したりしています。 インドネシアではロンボクやバリも含めて、海のリゾート・ライフを楽しんでいます。
ロンボクの人達は、日常の生活をするのがやっとの人達が多く、情報量も少ないため、日本についての知識は殆どありませんが、流石に2011年3月の日本の地震や津波の怖さは知っていて、ロンボクも海に囲まれているので津波は非常に心配されていますが、ただ来ないことを祈るばかりでした。 また少し裕福な人達は、日本の車やバイクを欲しがっており、非常に購入意欲を持っておられる様子です。特に車については、道路事情(未舗装、雨季の時の水没等)もあまり良くないこともあり、車高の高いスポーツ・タイプやバン・タイプの車の人気が高い様です。
既に当方は定年退職者でもあり、常に極力エコノミー・ライフを追求していますので、海外ロングステイをエコノミーで過ごしたい方には幾つかのアドバイスを差し上げることは可能です。
またニュージーランドですが、きっかけは娘の短大時代のホーム・ステイから始まりました。
場所は南島クライストチャーチです。 娘はホーム・ステイが終わった後も日本にクライストチャーチの人を迎えいれたりし、当方も含めて結構交流していましたが、娘は2009年6月からワーキング・ホリディのビザを取得し、クライストチャーチに住むようになり、現在はあるプレ・スクールで先生をしています。 そんなこともあり、娘は2010年9月、2011年2月、2011年6月にクライストチャーチで発生した大きな地震を体験しました。                     当方も地震前の2010年2月、地震後の2011年9月~11月中旬、2012年3月~4月中旬の3回クライストチャーチを中心に滞在して来ましたが、クライストチャーチの街の中心部は地震の影響が残り、未だ閉じられたままです。
当方はクライストチャーチでの宿泊は安いホリディ・ハウスを利用し、基本的にはスーパーで買い物をし、自炊し、車は基本的にレンタルし、現地の人達と交流し、また日本とは比べ物にならない位安い費用で出来るゴルフを何度も楽しませていただきました。 ゴルフは当方だけで楽しんでいては申し訳ないので、近々にニュージーランド・ゴルフ・ロングステイの計画も希望者を募って立てようと思っています。 また毎週金曜日夜、娘の関係もあり、誰でもフリー参加出来るクライストチャーチのウクレレ・グループが集うニュー・ブライトン地域で行っているウクレレ・ナイトにも参加していただければ楽しい週末を過ごせるかと思います。 また、道路事情が非常に良いニュージーランドでしたので、南島の4分の3程度は車で観光させていただきました。 一般的にニュージーランドは治安が非常に良く、日本以上に安全な国であると思います。
ニュージーランドの人達の生活水準は、日本と同等以上の方々も多く、日本への観光等の興味を持っておられる人も多く、話して見ると何度も日本を訪問したり、当方よりよっぽど日本の観光地等を良く知っていて、本当にびっくりさせられます。   ‘灯台もと暗し’と言う諺はもっともであると感ずる次第です。
当方がニュージーランド南島の観光地を沢山訪問していることは、ニュージーランド人にとっては逆かもしれませんね。
ニュージーランドでの生活は、インドネシアよりは経済的に少し負担が増えると思いますが、ニュージーランドでのロングステイはお薦めです。 こちらもご希望があれば当方からアドバイスを差し上げます。
さて当方定年退職してまだ2年少しですが、今の段階は他の国も含めて海外ロングステイを継続していく予定です。 また日本が住みにくくなれば、日本の個人資産の処置や退職者ビザ取得も含めて、海外移住も視野に入れていきたいと考えています。
一般論ですが基本的には海外ロングステイをするためには、行き先に日本人の知り合いがいればこの方を頼ったり、現地の方であれば受け入れをサポートしてくれる協力者が必要です。勿論この方々が信頼出来ることが必要です。 もしも頼れるホスト・ファミリー等がいなければ、ある程度の規模の都市であれば現地日本人会等もあり、この組織を頼って行くのも一つの方法です。
勿論自分一人で海外の新しい地を開拓していける技量のある方であれば、これに越したことはありません。
団塊の世代、定年後日本だけで過ごしていないで、皆様も更なる海外見聞も広めていただきたいと思っています。 当方がその一助になれれば幸いです。
ここから少し宣伝をさせていただきます。
当方定年退職後、現在NPO法人リタイアメント情報センターで少し活動をしています。 ホームページ: http://retire-info.org/ りらいぶジャーナル: http://retirement.jp/ この中でもロングステイ等の海外リタイアメント・ライフについて取り組んでいますので、ご興味のある方は一報願いたく。

 20期H組 島村 晴雄
 
ロンボク島北西にあるギリ3島左からギリ・トラワンガン、ギリ・メノ、ギリ・アイル、その右はロンボク本島  ギリ・メノにある                   カサブランカ・コテージ  海が透明なギリ・メノの海 
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